どんなに緻密に立てられた計画も、本人またはメンバーがやる気を起こさなければ、目標は達成されません。
やる気を起こさせるには、適切なモチベーション、すなわち「動機付け」が必要です。
それを行うのは個人の目標管理の場合は本人ですが、組織の場合は、主として上司の責任になります。
やる気を起こさせる条件には、基礎的条件と実践的条件の2種類があります。
基礎的条件とは一種の環境要因で、仕事をしやすくするように環境を整えることです。
主なものは次の5つです。(当社の場合はどうなっているか確認してみましょう。)
(1)組織のポリシーと管理
例えば、会社が従業員の創意工夫を重視する方針をとっているか、それとも規定どおりに振舞うことだけを求めているか。
(2)上司の指導・監督
困難な状況に遭遇したとき、上司が適切に指導・監督しないと、部下がやる気を起こしにくくなります。
(3)給与その他の待遇
(4)対人的条件
上司や部下、同僚などとの関係が良好であることが必要です。
(5) 作業環境
たとえば照明が暗すぎる、使えるパソコンがない、といったような環境では仕事に意欲を燃やしにくくなります。
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