2013年12月12日

組織の目標を達成する方法(2)

3.目標達成(やる気)に結びつくのは仕事の達成感

どんなに緻密に立てられた計画も、本人またはメンバーがやる気を起こさなければ、目標は達成されません。

やる気を起こさせるには、適切なモチベーション、すなわち「動機付け」が必要です。

それを行うのは個人の目標管理の場合は本人ですが、組織の場合は、主として上司の責任になります。



やる気を起こさせる条件には、基礎的条件と実践的条件の2種類があります。

基礎的条件とは一種の環境要因で、仕事をしやすくするように環境を整えることです。

主なものは次の5つです。(当社の場合はどうなっているか確認してみましょう。)



(1)組織のポリシーと管理

例えば、会社が従業員の創意工夫を重視する方針をとっているか、それとも規定どおりに振舞うことだけを求めているか。



(2)上司の指導・監督

困難な状況に遭遇したとき、上司が適切に指導・監督しないと、部下がやる気を起こしにくくなります。



(3)給与その他の待遇



(4)対人的条件

上司や部下、同僚などとの関係が良好であることが必要です。



(5) 作業環境

たとえば照明が暗すぎる、使えるパソコンがない、といったような環境では仕事に意欲を燃やしにくくなります。




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2010年09月04日

組織の目標を達成する(2)企業文化を育てましょう

【組織が自ら変革し、結果を出していくためには?】

● 「組織力=遂行能力×戦略能力」であるとここでは定義する。

1)遂行能力=業務や物事を着実に実行していく力

2)現場に染み付いたDNAそのものであり、どうしてもアウトソージングできないもの。

3)結果を出すうえで必要となる卓越した現場の実践力。

4)現場の実践力は、それぞれの組織によってやり方も文化も異なり、その差が企業の優劣となって大きな差をもたらすことになる。



●遂行能力のレベル

▼第一段階・・・着実に業務をやり遂げ改善していく「業務を完遂する段階」

▼第二段階・・・継続的に結果を出し続けていくために人が育ち、組織の至るところで「期待を超える」動きが沸き起こってくる段階




1)戦略能力=外部環境の変化に適応していく力(組織の適応力)

2)戦略=資源(ひと、もの、かね)配分とその運用の方針

3)限られた資源を有効活用するためには、その配分の仕方と使い方が、外部環境、顧客の目から見て理にかなったものでなくてはならない

4)策定された戦略は顧客の視点で再度評価されるべきものである


「組織力」=「遂行能力」×「戦略能力」

●「組織力」とは「自らを変革し結果を出していく力」



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2010年07月22日

組織の目標を達成する (1)

1. そもそも何故、目標を設定し、管理するのか

●まず、そもそも何のために「目標」を設定しているのか、次の課題を検討しながら
考えてみましょう。


課題1そもそも何故、目標を設定しているのか

*一般的に目標を設定し、管理を行う効果は何でしょう?
*目標設定・管理なしの組織はどうなるでしょうか?
*目標を持って仕事をするのと目標もなく仕事をしているのでは、どのような違いが
出てくるでしょうか?


是非、考えてみましょう。正解はありません。



2.目標達成に意欲的な企業文化を育てましょう

組織が目標を達成するためには、なんらかの組織能力が必要です。
組織能力とは組織として有効に発揮できる能力を意味します。その組織が企業なら、
企業としての能力ということになります。

この能力は「経営資源」と「企業文化」によって形作られて、伝えられていきます。


*企業文化とは?
簡単に言えば、企業文化とは人の気質のようなもの。
人には様々なタイプがいますが、企業も同じです。
人の気質は、遺伝的素因、生育歴、家庭環境、教育、本人の意思(努力)など、様々
な要因が絡み合って形成されます。
企業の場合、遺伝的素因に相当するのが、各会社の「理念」です。


*経営資源を活かすのは企業文化
同じような経営資源を持っているのに、会社によって経営状態に差が出てくるケース
がよくあります。
例えば上意下達の傾向が強いピラミッド型組織にA社と、自由闊達でフラットな組織
のB社では、その経営状況は違ってくることでしょう。

企業は保有する経営資源を十分生かせるような企業文化をもっているかどうかという
点で大きく違ってきます。


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